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カート

カートが空です

杉島大樹 酒器 片口 

セール価格¥42,000

杉島大樹さんの作品について

杉島大樹さん
1976年岐阜県生まれ
2001年広島市立大学大学院芸術研究科彫刻専攻修士課程修了、鬼頭正信氏に師事金属加工を学ぶ
2002年土屋豊氏に師事し鍛冶を学ぶ
2008年長野県伊那市にて独立
2011年駒ヶ根市に工房と住居を移転

「一つ一つの作品に、培ってきた手作りの技術と世界観を大切にしています。全体の雰囲気だけでなく、細部までクオリティの高いものを作ることが私の使命です」

美しいかたちには全てに意味がある

大学時代から彫刻制作で金属に触れ、それ以降は金属で形を作る鍛金の世界に出会い技術を学び、さまざまなものを作ってきました。私の最も大切な仕事は美しいかたちをつくること。ものの美の本質はかたちにあると思っています。そしてそのかたちにはいつも必ず意味があります。工房にはいくつもの金鎚と木槌があり、その他にも形を作るために必要な道具は自分で作ってきました。機械も使います。裁断したり、削ったり、溶接したり、磨いたりします。

とりわけ私は一枚の板を焼いては金鎚で叩くという作業を延々と繰り返して作り上げる「絞り」という技法を大切にしています。千年以上前から行われてきた金属の成形技法です。この技法で作られたものは表面に金鎚で叩いた鎚目が美しく浮かび上がります。私の作るものにはこの「絞り」の技法を使って作るものがたくさんあります。また、鎚で一度も叩かずに機械を使って溶接して磨いて仕上げるものもあります。
用途があればそこには必要なかたちというものがあり、それに合わせた適切なサイズやデザインを考え、作る技法も変えていきます。全てを金鎚で叩いて作るわけではありません。ものによっては必要がなければ叩きません。そのままの方が美しいからです。
何千回も叩くことで見える鎚目は美しい形を作るために必要な工程から生まれた模様であり、装飾のため化粧として作為的に付けた跡ではありません。
必要のない行為、そこに意味のない動作は無駄を生むだけでなく、ものの美しさの本質から離れていくと思います。
金鎚で叩いても、機械を使っても、どちらも私の手が作るものです。長年培った鍛金の技術は、私のものづくりの背景を裏付ける確かな意味を含んでいます。

1000年以上前から行われてきた技法、、、、すごいですね。まさに、美しい形には全てに意味がある、と言う言葉に深くて壮大な世界が広がっているように思います。土や木、ガラス、鉄。様々なものを使い、手を加え、作品にしていく。人間が生活を営む中で必要なものを作る。必要と言う中には愛でると言う情緒的なものも含め。作品を作り上げていく杉島さんの姿にリスペクトしかありません。

商品詳細

サイズ: Φ9.0 x H7.0 cm / Φ3.5 x H2.7 inch

重さ:200g / 0.44lb

材質 :  内側に錫のメッキをした銅

品番 : 9884-599-0098

原産国  :  Made in Japan

使用上の注意

杉島大樹 酒器  片口 
杉島大樹 酒器 片口  セール価格¥42,000