コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

文祥窯 長皿

セール価格Bs960,00 BOB

伊万里焼 文祥窯 馬場光二郎さんの作品について

 400年前、初期伊万里と言われる、佐賀県有田で生まれた
日本初の磁器には、有田泉山の泉山鉱石が使われて
いました。 泉山陶石を原料とした器づくりは、生地の粘り
気が少なく、 鉄分が多い為、成形が難しく、仕上がりの
色合いは独特な ものとなります。 現在、有田焼の原料は、
成形が容易で、仕上がりの色も 濁りがなく白い、
熊本県天草の天草陶石が主流となって います。 この、
地元にあるにも関わらず、有田・伊万里の職人に とって
歴史の遺産とされた存在である泉山陶石を使う ことが、
「文祥窯」らしい器だと考え、 石の砕き方や粒の大きさ、
土のこね方から成形・焼成に いたるまでのあらゆる工程で
試行錯誤を繰り返し探求 してきました。
その400年の歴史の中には、唐津焼の一産地に すぎなかった
有田の窯の中から日本で初めての磁器が 生まれ、やがて
有田焼が国内のみならず世界各地に広まり 今にいたるという、
壮大なストーリーが秘められています。

 文祥窯は、割烹料理用の器を得手とし、長年多くの料理人 に
愛されてきました。 文祥窯三代目の馬場光二郎は、
「綺麗に仕上げてしまわずに、なりたいように。」と、 釉薬の
垂れ、焼き上がりの際にできる黒点の存在や、 色ムラは器の個性
であるとし、“この土地” で営む 「文祥窯」らしい器づくりを
目指しています。

 初期伊万里が持つ、“古拙の美” を現代に蘇らせること。
磁器草創期の未熟な技術ながらも器と格闘していた当時の 陶工
たちの力強さへの憧れ。 そんな思いとともに、昔ながらの技法を
継承した器づくり を行っています。

 一方で、北大路魯山人の「器は料理の着物である」という 格言
を体現すべく、盛り付けたとき、その料理に合い、 美しさを
引き立てるよう、一歩引いた意匠としています。

 この作品は、華やかで上品な唐草模様と花模様を スタンピング
技法で表面に転写した長方形の盛皿です。
表面に残った布地模様が光を優しく受け止め、
柔らかな表情を演出します。

 商品詳細
サイズ: W29.0 x H10.0 xD2.0 cm / W11.0 x H3.9 x D0.7 inch
重さ:500g / 1.1lb
材質 : 磁器 Ceramics
原産国 : Made in Japan

 使用上の注意

文祥窯 長皿
文祥窯 長皿 セール価格Bs960,00 BOB